教育ITソリューションEXPO!その3

次は「EdTechが変える教育の未来」ハリウッド大学大学院の教授の佐藤正宏さんの講演です。

 


EdTechの予感

まず、ご自身の体験としてEdTechがくると肌で感じた瞬間が自分の授業の90分を生徒が「ビデオ置いておくので出て行っていいですか」と行って出ていき、その後自分の授業を10分の動画に編集し共有SNSに上げて議論が始まったときらしいです。

 


EdTechの要件

氏曰く、EdTechであるためには、ICT機器を導入した結果「劇的なビフォーアフターが生じる」ことが必要らしいです。

これには全同意。

 

だから、電子黒板とか嫌いなんです。テクノロジーは既に学校というプラットフォームの存在意義を問うまでのレベルに達しているというのに。
まだお遊戯をしている。

あるモンゴルの子はmoocを使って、MITに合格したそうです。

  • MOOCとは、大規模公開オンライン講義を意味するMassive Open Online Courseの略称であり、ムーク、または複数形のCoursesからムークス(MOOCs)と読みます。インターネット環境があればだれでもアクセスできる、大学レベルの高等教育オンライン講義を提供しており、テストに合格すれば単位を取得したことを証明する修了証が発行される場合もあります

もう、そういう時代なのです。

 


個別最適化

スタディログにより、学びは医者のカルテみたいなものとなります。そこに蓄積された学習情報を蓄積・可視化して、学習履歴を作り、個別最適化が達成できるとのことです。

これも全同意。

なお、佐藤さんは「何のためにデータを取るか」、仮説を持って実施すべきと主張されていました。

 

 

受験はなくなる

スタディログが実装化されることにより、試験という定点観測、一発勝負で学力を図る必要性はなくなります。ログによる常時観測の方が正確にその子の学力を図れるからです。

 


Steamの再現性の問題

Steam教育が流行っていますが、それの問題はその再現性の高さにあると佐藤さんはおっしゃっていました。つまりsteamでは高度な再現性能力を有することを目的としていますが、これはすなわちコピー可能ということです。コピー可能ということは、ビジネスでは致命的です。

そこで、佐藤さんはリベラルアーツを問いを立てる力と定義して、その打破を図る、とおっしゃっていおられました。

僕はあんまりここら辺は詳しくないのですが、まあ、多肢選択の問題解くのではなく、自由作文を書ける能力が必要ということです。

 

STEAM教育(スティームきょういく)とは、 Science(科学)、 Technology(技術)、 Engineering(工学)、Mathematics(数学)を統合的に学習する「STEM教育(ステムきょういく)」に、 Art(芸術)を加えて提唱された教育手法である。 STEAM教育は、STEMの4科目(科学、技術、工学、数学)を、関連する様々な教育分野に統合するという特徴を持つ。 STEAM教育の学習計画では、生徒児童の数学的、科学的な基礎を育成しながら、彼らが批判的に考え(批判的思考)、技術や工学を応用して、想像的・創造的なアプローチで、現実社会に存在する問題に取り組むように指導する。 またSTEAM教育では、STEM(ステム)にArt(芸術)が融合されているが、この具体的な手法としては、デザインの原則を活用したり、創造的な問題解決を奨励することなどが挙げられる

 

※リベラルアーツ リベラルアーツとは元来、人間を良い意味で束縛から解放するための知識や、生きるための力を身につけるための手法を指します。 古代ギリシアで生まれたこの概念は、やがて古代ローマに受け継がれ、言語系3学(文法・論理・修辞)と数学系4学(算術・幾何・天文・音楽)で構成される自由7科(セブンリベラルアーツ)に定義されました。その後、17世紀のイギリスを経てアメリカに継承され、現在のアメリカのリベラルアーツ・カレッジでは少人数制による基礎的な教養と論理的思考力の習得に重点を置いています。 リベラルアーツ教育は基礎的な教養を形づくり、人としての根幹部分をつくる学びで、専門の学科や職業課程とは区別されるものです。

 


解決が難しいかは問題ではない。それを変えるべきと思うかどうか

「何を変えるべきか考えないと、技術は本当には活かされない」と主張されていました。

信念なき者が技術を使うと、あらぬ方向に行ってしまう。

電子黒板などもそうでしょう

そりゃ、既存にある枠組みの中でテクロノジーを活用しようとする方向の方が「思考」という一番辛い労働は楽でしょう。

しかし、それでは何も既存のものを超えたとこにある問題にたどり着くことはできない。

解決が「難しいか」は問題ではないのです。
それを「変えるべき」と思うかどうかなのです。

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